こんにちは！！
福井県福井市にある おぐら鍼灸整骨院院長の
小倉宏貴です。
今回は福井市にお住いの皆様で
交通事故にあってしまい、
むち打ちの症状でお悩みの皆様に
まずはむち打ちとはどういったものか
説明しますので参考にしていただけましたら幸いです。
今回はむち打ち症
（むちうち・ムチウチ・ムチ打ち・鞭打ち）編です。
むち打ち症とは
医学的診断名としては
外傷性頸部症候群（がいしょうせいけいぶしょうこうぐん）
もしくは
頸椎捻挫（けいついねんざ）となることが多いようです。
むち打ち症というと、大体一般の方でも意味が通じますが、
ぎっくり腰や五十肩と同じように俗称となり、
医療業界で正式に使われる診断名ではありません。
名前からも想像つきますが、自動車事故などにより
頭部が鞭（ムチ）の動きのように前後に過度の屈伸をして、
首の組織に何らかの損傷が生じたために起こります。
（自動車事故以外でも発生します）
むち打ちはどのように起こるのか？
人間の頭の重さは体重の約10％ぐらいであると
言われています。
仮に体重が50キロの方ですと
頭は5キロぐらいの重さがあります。
これはボーリングの玉の重さと同じぐらいですので、
思っている以上に頭は重いと感じませんか？
実際にむち打ち症に多い追突事故で
発生機序をシュミレーションしてみたいと思います。
赤信号で車が止まっていて、無警戒で
ボーとしていたとします。
そこに、急に後方車に追突された場合、
後方から体全身に強い衝撃が加わります。
すると体と頭部は座席やヘッドレストに強く押し当てられます。
次に体はシートベルトで固定されますが、
頭部は後ろからの衝撃の慣性力によって
首の付け根を支点として首が鞭を振った時のように動き、
頭部が重い為、遠心力が加わって
強く屈曲します。
こうした動きによって 首 のあたりを痛めてしまうわけですが、
そうなると さまざまな症状に悩まされることになります。
むち打ち症の症状について
むち打ち症の症状は多岐にわたります。
首の筋肉の緊張、背中、肩のこりや痛み、
耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振、だるさ
手足のしびれや震え、脱力感
などの不定愁訴など
といったものがあります。
ただし、こういった症状は事故直後から発症するとは限りません。
というのも事故直後は、軽い興奮状態にあり、
痛みや様々な症状を感じにくい状態になっています。
また、骨折や挫傷といった脳へ伝わりやすい
刺激の大きな痛みがある場合には、
むち打ちで出やすい不定愁訴などの刺激の小さい症状を
かき消してしまいがちです。
ですから、そのような刺激のおおきな怪我が治ってくると
じわじわと不定愁訴が現れるということもあります。
医学的な画像所見には表れにくいことが多い
むち打ちは 靭帯 （ じんたい ） や 筋肉、
関節を包む膜である 関節包 など軟部組織の障害になりますので、
外見 からや レントゲンなどの
X 線診断 では変化があまり見られず判断しにくいのです。
（レントゲンは、骨は写りますが、軟部組織を写しません）
むち打ちの治療方法
交通事故で怪我をした際にかかるのは 整形外科 になります。
多くの整形外科ではリハビリ施設が併設されています。
そこで受けるリハビリのことを、
理学療法と呼びます。
理学療法とは、身体に障害やケガがある人に対して
その回復を図る為、
体操などの運動療法をおこなったり
電気療法やマッサージ療法、牽引療法、温熱療法、光線療法
などの物理的刺激を加える物理療法などがあります。
その他の治療法・・・・鍼灸
などがあります。
首や肩の凝りや痛みには鍼灸が効果があるとされています。
ちなみに、健康保険による 鍼灸治療 が認められている
6 つ の疾病のうちのひとつに むち打ち も含まれています。
これは、国がむち打ちには鍼灸が効果がある
と言っていると考えることが出来ます。
詳しくはこちら
鍼灸治療とはどんなものかわからないという方は
当院の具体的な鍼灸治療の案内がありますので、
こちらをご参照ください。
次回、むち打ちを治すための大切なポイントを
3つご紹介したいと思います。
